地方公務員、辞めたい。

地方公務員、辞めたい。

現在、27歳の独身女性。

新卒で地方自治体職員となり、転職経験ありません。

昇格試験をストレートに合格して一応出世コースを歩んでいたところですが、本当に一生涯、地方公務員で終わっていいのか悩み始めました。

昇格したら流石に希望の仕事できるだろうと見込んでいたが、全く見当違いの部署に飛ばされ、本当にやりたいことに携われない人事制度に悶々としていました。

20代後半は、未経験者のポテンシャル採用が許されるギリギリの年齢であり、転職経験がないことはまだ有利である状況です。

ただし、28歳、29歳と年を重ねると転職活動しても、未経験者で良い条件で採用してくれる可能性は低くなります。

そこで、思い切って民間への転職活動を本格的に開始し、実際に民間企業5社からの内定を頂きました。

 

なぜ地方公務員を辞めたいのか(現状)

PDCAサイクルを回して成果をあげる仕事が楽しかった

職員として最初に配置された職場が、全く希望していない部署でした。

一番配属されたくなかった部署だったのですが、絶望を通り越して投げやり状態になっていました。

当時、「新卒で入社したら最低3年間は働くべき。」という謎の風潮がありましたし、確かに何も実績を残さずに辞めてしまうと履歴書に傷がつくだけなので、3年間は配属された職場で頑張ろうとしがみついていました。

公務員なのでジョブローテーションが3年間に一度ありますし、3年間我慢すれば希望の部署に行けるかもしれないという謎の期待を持っていました。

最初はやってもやっても数字が付いてきませんでしたが、経験を重ねると数字として結果を残せるようになり、良い成績を出すのが面白くなってきました。

正直未達であっても評価が下がるわけでもないし、200%達成しても大幅な給料アップはありませんでしたが、数字で結果を出すことがとても楽しく、一生懸命目の前の仕事に取り組んでよかったなと思っています。

結果を残そうと色々手出しをしたから結構大変だったけど、あの時感じた苦労を乗り越えた達成感は今でも忘れられません。

 

現場仕事が少なく、管理・調整業務が多い

私は現場が好きなのでずっと出先にいました。

KPI設定をしPDCA回して数値を達成することを求められる仕事は現場にしかないし、本社だと現場の人間の尻叩きのようなことをしなければならなかったので、全く魅力的ではありませんでした。

上司との異動希望面接の時に、現場で数字をあげるような仕事に就きたい旨相談したら、「公務員でそうした仕事はあまりない。」と言われました。

確かに、公務員の事務職は表で活躍する人たちのバック業務が多く、議員や偉い人たちとの調整業務が結構な割合を占めています。

うまく調整できたときはやりがいを感じるのかもしれませんが、私はそうした業務で達成感は得られなかったので、公務員の仕事に対してあまり満足することができませんでした。

「チームで一つの目標に向かってみんなで取り組みたい

「何らかの具体的な目標が欲しい

という思いは強く、抽象的な目標設定のもと曖昧に評価される制度に対して違和感を抱いていました。

 

メンターとなる上司・先輩が少なかった

入社して初めての課長はとても尊敬できる人でした。

1年目だからか厳しくご指導いただいたし、周りの評判もとても良く、確実に役職を登りつめています。

しかも女性課長だったので同性としても尊敬していました。

私が悪かったことに対しては厳しく指摘してくれた一方、頑張りは評価してくれたので仕事のモチベーションにもつながりました。

正直なところ、地方公務員になるような人は、基本的に他人に優しく、物腰が柔らかい人が多いので、人としては良い性格をしている方が多いです。

ただ、良い人だからといって仕事上尊敬できるかどうかは別問題です。

当時の課長以外はメンターとなる存在を見つけることができず、こうなりたいという理想像があやふやになっていました。

 

なぜ地方公務員を目指したのか(過去)

就活が嫌だった

大学時代、就活解禁時期になるとみんなが一斉にスーツ姿になり、大きなホール内でいろんな企業のブースに行き説明を聞く。

その時は「是非弊社に!」とか言うくせに、いざ面接になると「何故弊社を希望したのか。」、「他の会社でもいいじゃん。」等詰められる現状。

今まで社会とは隔絶された大学でのうのうと暮らしていたのに、いきなりどんな仕事をしたいのか考えさせられ、自己分析に悩む日々が続く。

当初普通に就職活動をしていましたが、途中でやりたいことが何なのかわからず、投げやりになってしまい、とりあえず公務員でいいか、と言う思考に陥ってしまいました。

とある就職説明会の時、地方公務員の話を聞いたのですが、その人も最初は何もやりたいことがわからずにいたそうです。

その先輩は、いろんな事業に携われるフィールドを持つ地方公務員になって、将来やりたい仕事を見つけたいとおっしゃっていたので、そう言う選択肢もありだと思いました。

自己分析を充分に終わらせていない状態で、自分は何が向いているのかまだ把握していないところだったのにも関わらず、その先輩の一言により「逃げ」が始まってしましました。

実際、公務員試験の勉強をしていると、何も考えずにとりあえず試験合格に向けて勉強漬けだったので楽だったのかもしれません。

結果、最後まで受け通した面接は全て合格し、内定を複数いただくことができました。

自己分析をしっかりしていなかったので、面接の時も具体的な志望動機を落とし込めていませんでしたが、民間企業ほど詰めてくる面接官はいなかったので、気合いと笑顔で乗り切れていまいました。

こうして就活をうまく回避してしまいましたが、この時にしっかりと自己分析をし、自分と真摯に向き合って何に価値をおいて生きてきたのか、何をしている時が一番生きている実感を味わうのか等を踏まえて、しっかりと志望業界・職種を固めるべきだったと後悔しています。

スーツ着て泥臭く自分を売り込みに行く同級生を見て嫌になってしまいましたが、自分も同じような苦労をすべきでした。

 

ずっと同じ会社で働き続けたかった

女性は結婚・出産したら仕事をフルタイムでできなくなるし、一度会社から離れてしまうと復帰後の業務内容も給与もそこそこになってしまうため、完全勤め上げられる会社がいいと考えていました。

その面で言うと、公務員は非常に恵まれています。

育児短時間勤務で給与もその分減りますが、仕事内容は普通の職員と同じような業務内容で、業務量を調整してくれる程度です。

大学の同級生のうち、女性は一般職を目指している人が多かったため、「民間企業=結婚・出産時には退職」、「結婚後も就労していたら干される。」と言う認識をしてしまい、勤め上げるのであれば公務員だと決断してしまいました。

これは大学生時代の誤った認識でした。

そもそも、「一つの会社で勤め上げるのはレア」なことです。

よく就職説明会で、新卒で入社した会社を3年でやめてしまう人が多いと聞きましたが、これは別に悪いことではありません。

3年で辞めてしまったからといって、キャリアにかなり深い傷がつくと言うわけではありません。

むしろ自分に合わないな、もうちょっと違う仕事がしたいな、と感じたらその時には転職すべきと思います。

社会人になると、仕事をする上でのスキルを身につけ磨き上げ、市場価値を高めるために自己成長することが求められています。

これからは大企業でひたすら上のポジションを目指すと言うより、個人が自由気ままに自分の生きたいように人生を歩む時代の流れになっていると感じています。

やりたいことに懸命に取り組む違うこともやってみようこれも興味ある・・・

と言う流れで自分の気になることに懸命に取り組めば自ずと知識・経験は積み重なり、そのうち自然と自分に合った仕事が見つけられるようになるのではないかと思います。

そのためには、直感的に少しでも自分が興味を持った仕事に取り組むことが非常に大切です。

これは、今の公務員という立場では難しいことです。

興味を持ったとしても、必ずしも異動希望が叶うわけではありませんし、むしろ相当の手回しをしないと希望部署へは配属されません。

ずっと働き続けたい、という欲の背景には、「自分の興味がある業務」というのが前提にあることに気付き、つまらない仕事でも割り切って取り組める意欲は自分にありませんでした。

 

なぜ転職したいのか(未来)

専門性を身につけて仕事一筋で頑張りたい

公務員は原則として3年で異動することとなっています。

これは業者との癒着を避け、官公庁と民間企業との公平な関係性を保つため、担当者同士での恒常的な付き合いを避ける目的があります。

とはいえ、同じ業者に随意契約でお世話になっているのが現状ですが、定期的な担当者の入れ替えにより、癒着を防ぐという意味もあるのだと思います。

そのため、専門的な知識は3年でしか身に付けることができません。

異動先は全く異なる部門である場合が多く、転職したのとほぼ同じおような状況で、一から知識を積み上げなければなりません。

ということは、一つの分野に絞り、専門的な知識を身につけることはできないということです。

公務員は幅広く浅く知識を身につけることが求められていますが、自分の適性を把握し、それを極めて行くのには適していない人事制度だと個人的に思っています。

「やりたい!」と思った仕事は原則として3年しか携われませんし、定期的な人事異動により、本人の希望しない部署に飛ばされることは多々あります。

人事担当に振り回されてしまうため、自分のキャリアを自分で決めることができない組織であり、明確な目標がある人にとっては厳しい組織です。

個人的な意見ですが、これからは組織で働くにしても個人の能力が尊重され、一定の大学を卒業したからといって、学歴が評価される時代は終わると思います。

このまま専門的な知識を身につけずに、漫然と公務員を続けて行くことに危機感を抱き始めてしまいました。

人事に振り回されるがままに配属先で浅い知識を身につけ、自分の希望とは関係なしに異動させられる。

個人が秘めている才能を開花させることなしに、公務員色に染めることしか考えていない現状の組織だと、何も視野が広がらなくなるわけです。

なので、一つの仕事にどっぷり浸かることができず、仕事に全力を注ぎたいと思っていても本人の意向に関係なしに人事異動されてしまうし、私は専門的な知識を習得することにより手に職をつけたいと思ったので、転職を決意したわけです。

数年しか携われない業務に対し、誰もがあまり熱心に取り組むことができないのは理解できます。

ただし私はそうは割り切れず、どちらかというと体育会系でも良いのでチームワークで一つの仕事を本気で達成していきたい考えを持っています。

営業で成績残さないと明日がない!って切羽詰まると、人間どうにかして頑張ると思うんですよね。

公務員だと、切羽詰まる状況にはならないので、火事場の馬鹿力を発揮するような機会もなく、のうのうとして日々を過ごしてしまうのかと思うと、40年以上もそうした姿勢で仕事を続けるのは精神的に無理です。

個人プレーではなく、チーム一体となって働きたい

基本的に公務員の仕事は、隣に座っている人は全く違う仕事をしていて、職場内に同じ仕事をしている人はいないことが多いです。

職務分担表のようなものがあり、Aさんはこの仕事、Bさんはこの仕事、というような縦割り社会であるため、課内で定められている業務をうまく回していくことが求められます。

マネジメント能力は身につくと思いますが、一つの共通した目標に向かって働くという意識はあまりないので、個人事業主が集まって各々の仕事をしているという状況かなと感じています。

仕事で困ったことがあれば、前任者に電話で問い合わせたり上層部へ問い合わせて解決しなければなりません。

この仕事はAさんの仕事だから〜とかそうした進め方が慣れなくて、チームで仕事をしていた時がとても楽しかったし嫌いな仕事であってもチームだから頑張れたなぁと思ってしまいました。

 

メンターとなる上司が欲しい

公務員になって6年目で様々な職場を経験していますが、新卒でお世話になった上司以外に尊敬できる人にあったことがありません。

新卒で尊敬できる上司にお世話になったのでまだよかったものの、これは本当に致命的なことだと思っています。

尊敬できる上司がいると仕事も頑張れますが、率直に言って、公務員の管理職のうち、「え、この人管理職なの?!」と思ってしまう人は結構います。

優秀な管理職のもとであれば、正式な評価のもと成長が見込めるとおもいますが、良い意味で公務員の人は誰にでも優しいので、部下の指導は向いておらず、若者はセルフスターターで成長することが求められてしまっています。

ベンチャーなどであれば先輩がメンターとなると思いますが、なかなか公務員の世界だとそうした先輩は珍しいもので・・・。

みなさん優しいのですが、それが仇となっている環境です。

円満に仕事をこなしたい人にとっては、とても仕事しやすい環境ではありますけどね。

副業したい

副業は公務員は禁止なのでアウトですね。笑

副業解禁などと言っていますが、公務員まで波及するのはまだまだ先だと思います。

執筆や講演に対する報酬はある程度認められていますが、それが本業を超える収入になると、公務員としてあるべき姿なのか?と倫理的にどうなのかという問題が生じてきます。

広く公務員まで寛容的になるのはまだまだ先の話になりそうですね。

なので、副業したければ公務員をやめるしかないと思っています。

また、身近の同期でバリバリ営業をこなして、都内にマンションを構えて楽しそうに過ごしているのをみると、自分も一度は挑戦したいと思ってしまいます。

行動しないことに対して後悔するより、行動した結果後悔する方が全然マシだと思っているので、やりたいと思ったことは挑戦すべきです。

自分の家は普通のサラリーマンで、不自由なく育ってきましたが、やはり今まで苦労して育ててくれた両親のこと思うと、何か親孝行したいと思ってしまいます。

公務員になれたこと自体が親孝行と言いますが、今の身分を定年まで維持するのは自分を苦しめることになるし、自分の人生を台無しにしてしまう気がします。

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