試験前日・当日の確認作業が勝負
5月から徐々に公務員試験が開始されます。
試験本番に向けて実力が最大限発揮されるように、知識量の整理や試験前日・当日の対策を考えなければなりません。
そのため、大量に知識を詰め込む普段の学習方法に加え、3月からの勉強対策は少し工夫が必要です。
公務員試験は、試験開始数分前までの戦略が合否を左右すると言っても過言ではありません。
当日の試験会場までの移動時間や、着席してからの数分で確認したことが、出題されることも少なくありませんでした。
少しでも受験者より得点できるよう、この隙間時間に確認すべきことをいかに整理しておくか、これが高得点獲得につながる方法だと実感していました。
弱点対策が試験を制する
公務員試験対策を一通り終わらせて、ある程度問題集を解いていくと、自分の弱点が分かってきます。
弱点は、勉強を進めることで克服できる場合もありますが、もちろん苦手のままとなってしまうことも多くあります。
(弱点といっても、公務員試験は覚えられるか覚えられないかの問題なんですけどね…。)
弱点は弱点のままにしておくことは良くありませんが、正直にいうとダメなものはダメです。
もちろん弱点克服のためにある程度の勉強時間をかけることは大切ですが、ダメなものに時間をかけすぎても無駄です。
そこで、どうしても克服できなかった弱点は、前日・当日に軽く確認して暗記で乗り切ってしまいましょう。
試験本番でも分からなかったら、少しの記憶を辿ってなんとなくで選択できれば良いんです。
(他で得点を確保できれば問題ないので。)
しかも、弱点だと感じることはどの受験生も苦手なので、獲得できなくても合否を左右する問題となることはほぼありません。
独自の参考書を作る
自分は何が弱点でどういうところでつまづきやすいのか、分かった時点で弱点リストとしてメモに残しておきましょう。
よく間違える選択肢をそのままメモするのもよし、経済学であれば公式をメモするのもよし、歴史であれば年号をメモするのもよし、とにかく自分の弱点や間違えるポイントをメモしましょう。
弱点リストとしてメモを取る時期は、公務員試験対策が一通り終わり、自分で問題集を3周くらいした後の方が効果的です。
3周も回して苦手なことは、大抵克服できないことが多いです。
具体的な時期は3月あたりになるかな?と思います。
弱点リストを作る時には、3つのことを意識して分類し、メモをします。
①試験前日にがっつり時間を割いて確認しておきたいこと
②試験前日・当日に軽く触れておけば大丈夫そうなこと
③試験本番数分前に思い出せばどうにかなりそうなこと
前日と当日に思い出して、試験本番に知識量が最大限にアウトプットできるような万全の状態に仕上げるということを目標にしています。
率直に言いますと、人は自分ができると思うことを中心に学習したい傾向にあり、直前期も「自分はできる!」と思い込みたいがため、習得した事項の確認をしたがります。
これでは、他の受験生と差がつきません。
確かに自信あることを復習して、当日に向けてモチベーションを高めるということも大事ですが、個人的には、弱点事項をさっと確認した方が得点率が高まると思っています。
ただし、モチベーションなんて試験本番になれば高まります(笑)
普通、きちんと勉強している人であれば、緊張感で死にそうになるはずです(笑)
試験前日の過ごし方
愚直に弱点リストをメモしているとお気付きかもしれませんが、かなりの内容が弱点リストに載ることと思います。
私は記憶力が良い方ではないし、理系頭脳の人間だったため公務員試験なんて苦痛でしかありませんでした。
そのため、試験前日に弱点リストを基に、覚えておけばなんとかなることを思い出していましたが、弱点リストを見直すのに丸一日かかっていました😂
最初は見直すことが多くて本当に公務員試験なんて受かるのか?と思っていましたが、「自分ができないところを今復習しているんだ!」という意識ではなく、「他の受験生もきっと苦手なことだから、これを覚えておけばプラスアルファの得点源になる!」と屁理屈つけてやる気を起こしていました(笑)
公務員試験は勉強する範囲が多すぎるので、「何が苦手だったかな〜」と思い出しても、その苦手事項を全て思い出すことは不可能です。
おそらく思い出し忘れてしまうことも多いので、前日にこのリストを眺めているだけで、「あ、これ苦手だったのか!」「他との関連性どうだったかな」などど色々思考を深めるための材料になります。
あ、前日は間違っても夜更かしはしないように!
試験当日の過ごし方
当日は緊張するかと思いますが、その緊張は何もしていないからこそ生まれるものです。
何かに集中していれば緊張が和らぐので、その時もまた弱点リストを読みましょう。
内容をがっつり確認するというより、読み物感覚で眺めていれば大丈夫です。
試験会場までの移動中、着席した後の微妙な隙間時間、トイレに並んでいる時の時間、どこでもいいので肌身離さず弱点リストを眺めておいてください。
試験当日に何もしていない人よりも、試験本番に備えた知識量は多くなっていると思います。